医局を辞める切り出し方完全ガイド|教授へのアポから伝え方まで

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目次

医局退局を決断したあなたへ

医局を辞める切り出し方完全ガイド|教授へのアポから伝え方まで

医局を辞めたい。

その決断を下すまでに、きっと多くの葛藤があったことでしょう。約8年間医局に所属し、退局を経験した医師として、あなたの気持ちは痛いほど分かります。

医局を辞める切り出し方完全ガイド|教授へのアポから伝え方まで

退局を決意したものの、次に立ちはだかるのが「どう切り出すか」という大きな壁です。教授にどうアポイントを取ればいいのか、面談で何を伝えればいいのか、引き止められたらどう対応すればいいのか……。考えるだけで胃が痛くなりますよね。

この記事では、医局退局の切り出し方について、教授へのアポイントの取り方から具体的な伝え方、引き止めへの対応方法まで、実践的なノウハウを詳しく解説します。円満退局を実現するための言葉選びや注意点、NGな切り出し方も紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

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退局を伝える前に知っておくべき基本事項

退局の意思を伝える前に、まず押さえておくべき基本事項があります。

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退局を伝えるタイミングは「半年前」が理想

退局を告げる際は、おおよそ半年前までに伝えるのが一般的です。これは次年度の人事が伝えられる時期を考慮する必要があるためです。

多くの医局では、4月または9~10月に人事異動が行われます。例年人事の連絡がある時期の1~数か月前に伝えられるのが理想とされています。

早めに伝えることで、医局側も後任の手配がしやすくなり、円満退局につながりやすくなります。逆に直前になって伝えると、医局の人事計画が大きく狂ってしまい、関係が悪化するリスクが高まります。

まず誰に伝えるべきか?

退局の意志が固まったら、「まずは教授に伝える」というのが一般的です。

医局長や直近の上司に伝えたという人の話も聞きますが、「重要な話は教授に」という医局が大半です。ニュアンスが変わって伝わってしまったり、「私は聞いていない!」と教授に言われてしまうのは絶対に避けたいところです。

教授に直接伝えることで、退局の意思が正確に伝わり、誤解や混乱を防ぐことができます。また、教授との信頼関係を保つ上でも、直接伝えることが礼儀として重要です。

転職先を決めてから伝えるべき理由

医局を辞める決心をしている場合は、転職先を決めてから退局を伝えることを強くおすすめします。理由は大きく2つあります。

1つ目は、引き止めや引き延ばしをされないため。

医局上層部は退局希望者との話し合いに慣れており、説得も熟練の技です。転職先の内定を得て自分の市場価値を認識していれば、毅然とした対応ができます。

2つ目は、転職の妨害をされないため。

残念なことですが、転職活動の妨害をする、あるいはそれを仄めかすようなことを言われることはあります。万が一に備えるという意味でも、退局挨拶のタイミングでは転職先からの内定を得ておいたほうがいいでしょう。

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教授へのアポイントの取り方【メール文例付き】

面と向かって「時間をとってください」とは言いにくいと思いますので、メールでアポイントメントをとるのがいいのではないでしょうか。

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メールでアポを取るメリット

メールでアポイントを取ることには、いくつかのメリットがあります。

まず、直接対面で切り出すよりも心理的なハードルが低いこと。退局という重大な話を突然切り出すのは勇気が要りますが、メールなら落ち着いて文面を考えることができます。

また、教授のスケジュールを確認しながら、お互いに都合の良い時間を調整できるのも大きな利点です。突然の訪問では、教授が忙しくて十分な時間を取れない可能性もあります。

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教授へのアポイントメールを作成する様子

メール文例:退局のニュアンスを含まない場合

退局という言葉を直接使わず、相談したいことがあるというニュアンスで伝える文例です。

〇〇教授

平素より大変お世話になっております。(現在〇〇病院で勤務しております)△△です。

折り入ってご相談したいことがあるのですが、お時間をいただけませんでしょうか。お忙しいところ誠に申し訳ありません。

よろしくお願いいたします。

この文面は、退局を匂わせずに面談の機会を得たい場合に有効です。教授側も何らかの相談事があると理解しつつ、退局の可能性も考慮した準備ができます。

メール文例:退局のニュアンスを含む場合

より明確に、今後のことについて伝えたいという意図を示す文例です。

〇〇教授

平素より大変お世話になっております。(現在〇〇病院で勤務しております)△△です。

私事で申し訳ありませんが、今後のことについてお伝えしたいことがございます。〇〇日頃までに、一度お時間をとっていただけますと幸いです。

よろしくお願いいたします。

この文面は、「今後のこと」という表現で退局の可能性を示唆しています。教授側も退局の話になる可能性を考えて面談に臨むことができます。

どちらの文面を選ぶかは、あなたの状況や教授との関係性によって判断してください。間に「先日は~」など近況をはさむと、より丁寧なメールになります。

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面談当日の具体的な伝え方

いよいよ教授との面談当日。どのように退局の意思を伝えればいいのでしょうか。

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端的に伝えることが重要

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当日の伝え方としては、以下のように端的に伝えるのがおすすめです。

「〇〇の理由で、今年度いっぱいで医局を離れさせていただきます。」

この一文には、以下の3つの重要な要素が含まれています。

  • 辞める理由
  • 辞める時期
  • 辞める決心がついていること

これらが端的に伝わる言い方がいいでしょう。回りくどい表現や曖昧な言い方は避け、明確に意思を伝えることが大切です。

医局教授との面談の様子

必ず辞めるのか、話し合いの余地があるのかを明確に

面談に臨む前に、自分の中で明確にしておくべきポイントがあります。

必ず辞めるのか、それとも話し合いの余地があるのか。

この点が曖昧なまま面談に臨むと、引き止めの言葉に揺らいでしまったり、医局側に誤解を与えてしまう可能性があります。退局の意思が固まっているなら、その姿勢を貫くことが重要です。

一方で、条件次第では残留も考えられるという場合は、その旨を正直に伝え、どのような条件なら残留できるのかを明確にしておきましょう。

納得されやすい理由を用意する

医局側に伝える理由として、理解されやすいものが用意できるのが理想です。

理解されやすい理由の例:

  • 地元に帰る
  • 結婚、出産など家庭の事情
  • 親の介護
  • 配偶者の転勤

これらは個人的な事情であり、医局側も引き止めにくい理由です。

避けたほうがいい理由:

  • 人事がつらい
  • 年収を上げたい
  • 医局の方針が合わない

これらは医局の方針にも関わるもので、複数のうちの1つとしても挙げないほうが無難です。医局批判と受け取られ、円満退局の妨げになる可能性があります。

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引き止めへの対応方法と心の準備

退局を伝えると、ほぼ間違いなく引き止めがあります。

よく使われる引き止めの言葉

医局上層部が使う引き止めの言葉には、いくつかのパターンがあります。

「まだまだ未熟なところがあるだろう」

これは、あなたの成長がまだ不十分であることを示唆し、医局に残ることで更なる成長ができると説得する言葉です。しかし、成長の機会は医局以外にも多く存在します。

「医局の関連以外に、いい病院なんてないぞ」

医局外の病院を否定的に評価し、医局に残ることが最善だと思わせようとする言葉です。実際には、医局外にも優れた医療機関は数多く存在します。

「医局を辞めた人で、こんな失敗例があるぞ」

退局後の失敗事例を挙げて不安を煽り、退局を思いとどまらせようとする言葉です。しかし、成功している退局者も多くいます。

退局の決断を考える医師

引き止めに対する考え方

これらの引き止めの言葉に対して、どう考えればいいのでしょうか。

まず理解しておくべきは、医局上層部にとって「退局希望者との話し合い」は珍しいことではないということです。一世一代の決断をする私たちとは違い、彼らはこういった場に慣れており、説得も熟練の技なのです。

引き止めを受け入れても、根本的な問題は解決されず、あまりいい結末は訪れないことが多いです。居辛くなって結局は辞めてしまうなど、後悔する結果になることもあります。

転職先の内定を得て、自分の市場価値を認識していれば、「内定より悪い条件では働きません」と毅然とした対応ができます(声に出して、これを伝えるわけではありません)。

引き止めへの具体的な対応例

引き止めに対して、どのように対応すればいいのでしょうか。

感謝の気持ちを示しつつ、意思を明確に伝える:

「これまで多くのことを学ばせていただき、本当に感謝しております。しかし、今回の決断は熟慮の末に至ったものですので、ご理解いただけますと幸いです。」

具体的な理由を再度説明する:

「家庭の事情により、今後は地元で勤務する必要がございます。医局での経験を活かし、地域医療に貢献したいと考えております。」

転職先が決まっていることを伝える:

「既に次の勤務先から内定をいただいており、先方にもお伝えしておりますので、今から変更することは難しい状況です。」

これらの対応を組み合わせることで、礼儀を保ちながらも退局の意思を明確に伝えることができます。

円満退局のための注意点

退局を円満に進めるためには、いくつかの重要な注意点があります。

医局批判は絶対にしない

医局を辞めるからには、何らかの不満があるかもしれませんが、批判することは避けたほうがいいでしょう。

不公平や不条理があったとしても、辞める人間が指摘したところで改善されることはありません。そもそも辞めた後のことは関係のない話です。

辞めるときに言い争いをしてしまうと、医局と関係が悪化するだけでなく、他の同僚からも悪いイメージを持たれてしまう可能性があります。

「申し訳ありません、ありがとうございました」といって去るのが、損がない選択です。

円満退局の挨拶をする医師

感謝の気持ちを忘れない

退局の際は、これまでお世話になったことへの感謝の気持ちを伝えることが大切です。

医局での経験は、あなたの医師としてのキャリアの基礎を築いてくれたはずです。専門医資格の取得、多様な症例の経験、先輩医師からの指導など、得られたものは多いでしょう。

退局の面談でも、退局後の挨拶でも、感謝の言葉を忘れずに伝えましょう。これが円満退局への第一歩です。

後任への引き継ぎを丁寧に行う

退局が決まったら、後任への引き継ぎを丁寧に行うことも重要です。

担当していた患者さんの情報、進行中のプロジェクト、日常業務の手順など、後任がスムーズに業務を引き継げるよう、詳細な資料を作成しましょう。

引き継ぎが不十分だと、残された医局員に負担がかかり、あなたの評判も下がってしまいます。最後まで責任を持って業務を遂行する姿勢が、円満退局につながります。

退局後も関係を維持する

退局したからといって、医局との関係を完全に断つ必要はありません。

医局によっては、「医局人事からは離れるが、籍は残す」「非常勤として週に1コマだけ残す」などの選択肢を提示されることもあります。

また、退局後も学会や研究会で顔を合わせることもあるでしょう。良好な関係を保っておくことで、将来的に協力し合える機会も生まれます。

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NGな切り出し方と失敗事例

円満退局を目指すなら、避けるべき切り出し方があります。

突然の退局申し出

最もNGなのが、突然の退局申し出です。

「来月で辞めます」といった直前の申し出は、医局の人事計画を大きく狂わせます。後任の手配も間に合わず、残された医局員に大きな負担がかかります。

医局との関係が悪化するだけでなく、転職先にも迷惑がかかる可能性があります。最低でも半年前、できれば1年前には意思を伝えるようにしましょう。

メールや電話だけで済ませる

退局という重大な決断を、メールや電話だけで済ませるのもNGです。

アポイントを取る際はメールでも構いませんが、実際に退局の意思を伝える際は、必ず対面で行いましょう。これは教授への礼儀であり、誠意を示すことにもつながります。

不適切な退局の伝え方

感情的に不満をぶつける

退局の面談で、これまでの不満を感情的にぶつけるのは最悪の切り出し方です。

「人事が不公平だった」「給与が安すぎる」「教授の指導が厳しすぎる」など、不満を並べ立てても、何も解決しません。むしろ、医局との関係が決定的に悪化し、円満退局は不可能になります。

不満があったとしても、それは心の中にしまっておき、前向きな理由で退局を説明しましょう。

失敗事例:引き止めに揺らいで退局を取りやめた結果

ある医師は、退局を申し出たものの、教授からの強い引き止めに遭い、退局を取りやめました。

しかし、一度退局を申し出たことで医局内での立場が微妙になり、以前のような関係を築くことができなくなりました。結局、1年後に再度退局を決意し、今度は円満に退局することができましたが、1年間を無駄にしてしまったと後悔しています。

退局の意思が固まっていないうちに申し出ると、このような事態になりかねません。十分に考えた上で、決断を下すことが重要です。

退局経験者の声:実際のケーススタディ

実際に医局を退局した医師たちは、どのように切り出し、どのような経験をしたのでしょうか。

ケース1:最後の医局派遣先にへき地を希望

地方大学医局所属の内科、40代男性のケースです。

子どもの中学受験を見据え、教育環境が充実している首都圏への転職を希望していました。退局時期の数年前から医局に意向を伝えており、最後の医局派遣先として、へき地診療所勤務を希望して単身赴任しました。

医局に貢献した上で円満退局し、希望通りの転職を果たしました。

このケースのポイントは、早めに意向を伝え、医局に貢献する姿勢を示したことです。へき地診療所への派遣を引き受けることで、医局への恩返しをし、円満退局につなげました。

ケース2:退局申し出前に内定を獲得

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関東の大学医局所属の内科、30代男性のケースです。

仕事中心で忙しく働いていましたが、2人目の子どもが生まれることをきっかけに「もっと子育てに参加したい」と、キャリアとQOLが両立できる職場への転職を検討し始めました。

医局に退局を相談する前に転職活動を開始。専門医資格を維持できる環境の医療機関から内定を得ました。医局に退局を申し出ると、退局理由が家庭事情であり、かつ、すでに次の職場から内定が出ていたことなどから承諾され、退局までスムーズに進みました。

内定から1年後に新しい職場に入職しました。

このケースのポイントは、転職先を決めてから退局を申し出たことです。内定があることで、引き止めに揺らぐことなく、毅然とした態度で退局を進めることができました。

円満退局を果たした医師

ケース3:1年半後の退局に向け転職活動

地方大学医局所属の脳神経外科、30代男性のケースです。

所属大学には研究分野の症例が少なく、都市圏で研鑽を積みたいと転職を希望。後任が必要になるため、医局に相談すると、「1年半待ってもらえたら調整する」との回答がありました。

「本格的な転職活動はまだ先でいいだろう」と考えていましたが、情報収集も兼ねて転職支援会社に登録。コンサルタントから、「先生のスキルを踏まえると、1年半後の入職でも待ってくれる医療機関はあるはず」と助言され、転職活動をスタートしました。

面接を受けた施設からは、「1年半後でもぜひ来ていただきたい」と歓迎され、内定を受諾。大学側の希望で医局に籍は残しつつ、転職に至りました。

このケースのポイントは、医局の都合を考慮しつつ、早めに転職活動を開始したことです。1年半という猶予期間を設けることで、医局側も後任の手配がしやすくなり、円満退局につながりました。

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退局後のキャリアプランを考える

退局を決断したら、次に考えるべきは退局後のキャリアプランです。

医局を辞めるメリット

医局を辞めることには、いくつかのメリットがあります。

自分のペースに合った働き方ができる:

医局には実臨床だけでなく、研究や学会準備、医局の行事など、特有の業務があります。医局を離れることで、これらの業務から解放され、自分のやりたいことに集中できます。

患者さまと向き合う時間が増える:

医局では研究や教育にも時間を割く必要がありますが、医局を離れることで、臨床に専念できる環境を選ぶことができます。

納得のいく勤務条件の職場を探すことができる:

給与、勤務時間、勤務地など、自分の希望に合った職場を自由に選ぶことができます。医局人事による転勤からも解放されます。

医局を辞めるデメリット

一方で、医局を辞めることにはデメリットもあります。

専門医、学位が取りづらくなる:

医局に所属していることで、専門医取得に必要な症例を確保しやすく、資格取得に向けたプログラムや上級医による指導を受ける機会があります。医局を離れると、これらの環境が失われる可能性があります。

先端医療を学ぶ環境が減る:

大学病院では最先端の医療に触れる機会が多いですが、医局を離れると、そのような機会が減る可能性があります。

医局を介したつながりが作りにくくなる:

医局には多くの医師が所属しており、人脈を築く機会が豊富です。医局を離れると、そのようなネットワークから離れることになります。

退局後のキャリアプランを考える医師

転職先の選び方

医局を離れた後、どのような職場を選ぶべきでしょうか。

自分の優先順位を明確にする:

給与、勤務時間、勤務地、専門性、キャリアアップの機会など、何を優先するかを明確にしましょう。すべてを満たす職場は存在しないかもしれませんが、優先順位をつけることで、自分に合った職場を見つけやすくなります。

転職エージェントを活用する:

医師専門の転職エージェントは、多くの求人情報を持っており、あなたの希望に合った職場を紹介してくれます。また、面接対策や条件交渉もサポートしてくれるので、転職活動がスムーズに進みます。

複数の選択肢を検討する:

1つの職場に絞るのではなく、複数の選択肢を検討しましょう。面接を受けることで、その職場の雰囲気や働き方を知ることができます。比較検討することで、より良い選択ができます。

転職エージェントの活用方法

医局からの転職を成功させるためには、転職エージェントの活用が効果的です。

転職エージェントを利用するメリット

転職エージェントを利用することには、多くのメリットがあります。

非公開求人にアクセスできる:

多くの医療機関は、一般には公開していない求人を転職エージェントに依頼しています。転職エージェントを利用することで、これらの非公開求人にアクセスできます。

条件交渉を代行してくれる:

給与や勤務条件の交渉は、自分で行うと難しい場合があります。転職エージェントは、あなたの代わりに条件交渉を行ってくれるので、より良い条件で転職できる可能性が高まります。

面接対策をサポートしてくれる:

転職エージェントは、面接でよく聞かれる質問や、効果的な回答方法をアドバイスしてくれます。面接に不安がある方には、大きな助けになります。

退局交渉のアドバイスをもらえる:

医局からの退局は、デリケートな問題です。転職エージェントは、多くの医師の退局をサポートしてきた経験があるので、円満退局のためのアドバイスをもらえます。

転職エージェントとの相談

転職エージェントの選び方

転職エージェントは複数ありますが、どのように選べばいいのでしょうか。

医師専門のエージェントを選ぶ:

一般的な転職エージェントではなく、医師専門の転職エージェントを選びましょう。医師の転職事情に精通しており、より適切なサポートを受けられます。

複数のエージェントに登録する:

1つのエージェントだけでなく、2~3つのエージェントに登録することをおすすめします。それぞれのエージェントが持つ求人情報は異なるため、選択肢が広がります。

担当者との相性を確認する:

転職エージェントの担当者との相性も重要です。あなたの希望をしっかり理解し、親身になってサポートしてくれる担当者を選びましょう。

転職活動のタイミング

転職活動は、退局を申し出る前に始めるべきでしょうか、それとも後に始めるべきでしょうか。

退局を申し出る前に転職活動を始めるメリット:

  • 内定を得てから退局を申し出ることで、引き止めに揺らがない
  • 転職先が決まっていることで、退局交渉がスムーズに進む
  • 転職活動に十分な時間をかけられる

退局を申し出た後に転職活動を始めるメリット:

  • 医局に対して誠実な姿勢を示せる
  • 退局時期が明確になってから転職先を探せる

一般的には、退局を申し出る前に転職活動を始めることをおすすめします。内定を得てから退局を申し出ることで、より円滑に退局を進めることができます。

退局後の医局との関係維持

退局したからといって、医局との関係を完全に断つ必要はありません。

医局との良好な関係を保つメリット

退局後も医局と良好な関係を保つことには、いくつかのメリットがあります。

学会や研究会での協力:

医局を離れても、学会や研究会で顔を合わせることはあります。良好な関係を保っておくことで、共同研究や症例検討など、協力し合える機会が生まれます。

専門医更新のサポート:

専門医の更新には、一定の症例数や学会発表が必要です。医局と良好な関係を保っておくことで、これらのサポートを受けられる可能性があります。

将来的なキャリアの選択肢:

将来、再び大学病院で働きたいと思ったときや、医局の関連病院に転職したいと思ったときに、良好な関係があれば、スムーズに話が進みます。

医局との関係を維持する医師

医局との関係を維持する方法

退局後も医局と良好な関係を維持するには、どうすればいいのでしょうか。

定期的に連絡を取る:

年賀状やメールなど、定期的に連絡を取ることで、関係を維持できます。近況報告をすることで、お互いの状況を把握し合えます。

学会や研究会に参加する:

医局が主催する学会や研究会に参加することで、顔を合わせる機会を作りましょう。積極的に交流することで、関係を深めることができます。

非常勤として関わる:

可能であれば、週に1コマだけ非常勤として医局に関わることも検討しましょう。完全に離れるのではなく、緩やかなつながりを保つことで、お互いにメリットがあります。

医局に籍を残す選択肢

医局によっては、「医局人事からは離れるが、籍は残す」という選択肢を提示されることもあります。

この選択肢には、以下のようなメリットがあります。

  • 医局のネットワークを維持できる
  • 専門医更新のサポートを受けられる
  • 学会や研究会への参加がしやすい
  • 将来的に医局に戻る選択肢が残る

一方で、医局の行事に参加する義務が生じたり、医局費を払い続ける必要があるなど、デメリットもあります。自分の状況に合わせて、慎重に検討しましょう。

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よくある質問と回答

医局退局に関して、よくある質問とその回答をまとめました。

Q1. 退局を伝えるのは何年目がいいですか?

退局のタイミングに「正解」はありませんが、一般的には専門医を取得した後が多いです。

専門医取得前に退局すると、資格取得が難しくなる可能性があります。また、医局での経験が浅いうちに退局すると、転職先での評価が低くなる可能性もあります。

一方で、専門医取得後であれば、医局での役割も一段落し、退局しやすいタイミングと言えます。ただし、これはあくまで一般論であり、個人の状況によって最適なタイミングは異なります。

Q2. 退局を断られることはありますか?

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法律上、退職の申し出をしたら14日間で認めなければならないのが我が国の労働基準法です。

多少の引き留めはあるかもしれませんが、退職を認めないということはできません。労働局や労働基準監督署に行けば指導が入るレベルの案件です。

ただし、円満退局を目指すなら、医局の都合も考慮し、十分な猶予期間を設けることが重要です。

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Q3. 退局後、医局の関連病院に転職することはできますか?

退局後に医局の関連病院に転職することは、一般的には難しいです。

医局を辞めたということは、医局人事から離れるということです。医局の関連病院は、医局からの派遣医師を受け入れることが前提となっているため、退局した医師を個別に雇用することは少ないです。

ただし、医局と良好な関係を保っており、その病院が独自に医師を募集している場合は、可能性がゼロではありません。

医局退局に関する質問と回答

Q4. 退局の理由として「給与を上げたい」と伝えてもいいですか?

給与を上げたいという理由は、正直ではありますが、医局側には伝えないほうが無難です。

この理由は医局の方針にも関わるもので、医局批判と受け取られる可能性があります。円満退局を目指すなら、「地元に帰る」「家庭の事情」など、個人的な理由を伝えるほうがいいでしょう。

ただし、転職エージェントには正直に伝えてください。あなたの希望に合った職場を探すために、本当の理由を知っておく必要があります。

Q5. 退局後、医局から嫌がらせを受けることはありますか?

円満退局を心がければ、嫌がらせを受けることは少ないです。

ただし、突然の退局申し出や、医局批判をした場合は、関係が悪化する可能性があります。また、転職活動の妨害を仄めかすようなことを言われることもあるため、転職先の内定を得てから退局を申し出ることをおすすめします。

万が一、嫌がらせを受けた場合は、労働局や弁護士に相談することも検討しましょう。

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まとめ:円満退局を実現するために

医局を辞める切り出し方完全ガイド|教授へのアポから伝え方まで

医局退局は、医師としてのキャリアにおいて大きな決断です。

この記事では、医局退局の切り出し方について、教授へのアポイントの取り方から具体的な伝え方、引き止めへの対応方法まで、詳しく解説してきました。

円満退局のための重要ポイント

最後に、円満退局を実現するための重要ポイントをまとめます。

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1. 早めに意向を伝える:

退局を告げる際は、おおよそ半年前までに伝えるのが一般的です。医局の人事計画を考慮し、十分な猶予期間を設けましょう。

2. 転職先を決めてから退局を申し出る:

転職先の内定を得てから退局を申し出ることで、引き止めに揺らがず、毅然とした態度で退局を進めることができます。

3. メールでアポイントを取る:

退局の意思を伝える前に、メールで教授にアポイントを取りましょう。文例を参考に、丁寧なメールを作成してください。

4. 端的に伝える:

面談では、辞める理由、辞める時期、辞める決心がついていることを端的に伝えましょう。回りくどい表現は避け、明確に意思を伝えることが大切です。

5. 医局批判はしない:

不満があったとしても、医局批判は避けましょう。「申し訳ありません、ありがとうございました」という姿勢で去ることが、円満退局への道です。

6. 引き止めへの心の準備をする:

ほぼ間違いなく引き止めはあります。よく使われる言葉を知り、それに対する考え方を整理しておきましょう。

7. 感謝の気持ちを忘れない:

医局での経験は、あなたの医師としてのキャリアの基礎を築いてくれました。感謝の言葉を忘れずに伝えましょう。

新しいキャリアへの一歩を踏み出す医師

あなたの決断を応援します

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医局を辞めるという決断は、簡単なものではありません。

しかし、あなたが熟慮の末に下した決断なら、それは尊重されるべきものです。この記事が、あなたの円満退局の一助となれば幸いです。

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退局後は、新しい環境で新たなキャリアを築いていくことになります。医局での経験を活かしながら、あなたらしい医師としての道を歩んでいってください。

転職活動や退局交渉で不安なことがあれば、転職エージェントに相談することをおすすめします。多くの医師の退局をサポートしてきた経験があるので、的確なアドバイスをもらえるはずです。

あなたの新しいキャリアが、充実したものになることを心から願っています。

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